つぼみが学んだこと

よく聞く言葉ですが、本当に1年早かったです。

つぼみが開所したのは去年の11月。

約1年経ちました。

まだまだこれからの事業所ではありますが、つぼみとしての在り方は少し見い出せてきたと思っています。

メンバーさんとの関わり

 つぼみって厳しくないのですね。

悪く言えば緩いことになるので、「それじゃあ自分の為にならないよ!」と思う方には、つぼみは向いていないでしょう…。

 

しかし、よく言えば柔軟性があるという事です。

作業が出来るようになる事は前提ですが、それだけでは社会に出ることは出来ません。

というか、社会に出る時に必要な事って、作業が出来る事ではありません。

 

就労継続支援の事業所なのに何を言っているの?と思うかもしれませんね(笑)

つぼみの柔軟性とは、一人ひとりの個性・長所を活かしながら課題や目標に向かって支援することです。

これ意外と難しいです。

 

すべてキッチリ決めて、みんな同じように過ごしてもらう方が、スタッフも事業所も楽ですから。

むしろ、その方が会社としては上手くいくことが多いですね。

つぼみも決めなければならない事は決めていますが、それ以外は特にこだわりはありません。

 

基本、制限を強くしても人は変われません。

むしろ、ある程度の自由度を持っている方が、行動しやすく変わる方向に向かっていきます。(制限が必要な方は除く)

 

ただ、つぼみは対、人としての関わりをとても意識しているのですね。

その人の個性や長所を押さえつけずに、つぼみというコミュニティでの人間関係やその人の在り方を一緒に考えています。

ですから、時には耳の痛い話しをメンバーさんにする事もありますし、深く突っ込んだ話しをする事もあるのです。

 

様々な角度から自分と向き合っていくと、少しずつ良い方向に変わっていけると思っています。

 

まだまだつぼみは精進しなければなりませんが、メンバーさんに対するつぼみの在り方は、見い出せてきたと思っています。

 

スタッフの在り方

つぼみの1番大きい存在が、スタッフ達。

まさにつぼみの在り方=スタッフの在り方になっています。

 

つぼみは、スタッフに対しても厳しくありません。

それ会社として大丈夫?!と心配されてしまうかもしれませんね(笑)

ただ、これもメンバーさんと同様、一人ひとりの個性や長所を活かしてもらうことが前提にあります。

 

スタッフが行う仕事はしてもらわないと成り立たないのでそこは大前提ですが、その人が不得意な事は無理にしてもらわなくていいと思っています。

不得意な事を無理強いされて辛くなる事が多いですよね。

それって、仕事内容の事ではなくて、対、人との関わりの事が大半だと思います。

 

例えば、「自分は話すのはあまり得意ではなく、人の話しを聞く方が得意」というスタッフの場合。

メンバーさんとどうにか会話をしなければと、頭を振り絞って話しのネタを考えて、脳内がそのことでいっぱいになる…。

なんて事が起きるとスタッフのメンタルも疲弊していきます。

お喋り好きな人が必ずしも良いとは言えませんしね。

 

であれば、もっと得意な事に時間を注いでもらった方が、スタッフにとってもつぼみにとっても建設的です。

話すのが得意な人に会話を盛り上げてもらえばいいのです。

自分が出来る事で最大限の力を発揮してもらいたいのです。

 

つぼみのスタッフは自ら「これが良いのではないか、それは難しいのではないか、このメンバーさんはどうしたら良い支援ができるのか」と考えてくれるスタッフばかり。

 

このようなスタッフなので、メンバーさんのつぼみ満足度でダントツに高いのは、スタッフの満足度なのです。

 

全ての人達が合うわけではありません。

そもそもの性質が合うスタッフがつぼみにいて、つぼみのスタイルで成長できる(良い自分になれる)メンバーさんが利用してもらえれば良いと思います。

 

今年1年は、つぼみのスタッフの良いところが発揮された年でした。

 

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